カードローンの普及の背景と留意点

カードローンの普及

 

ここ数年の間のスマートフォンの爆発的な普及によって、キャッシング会社の中でアプリを開発しているところもあります。今までは店頭や無人契約機で提出していた本人確認書類もアップロードする機能が付いており、このアプリだけで借り入れ審査を受けることができるようになりました。

 

地方へ出張している時に手持ちのお金が足りなくなった、買い物に出かけたときに欲しいものが見つかってしまった、仕事が終わってから飲みに行くお金が欲しい、など時間も場所も問わず、いつでもスマートフォン上で振込融資をしてもらえる利便性が格段に向上し、こうしたお金が必要になった時に利用しやすいサービスの拡充によって、カードローンの利用者は増加しています。

 

また、ほとんどの大きな消費者金融系キャッシング会社は、申込・審査が終了した後に指定した口座へ当日の振り込みも可能な「即日振込」のサービスや、初めての申し込みの方には最大で30日間無利息でお金を借りられるサービスなどを提供しています。

 

急にお金を工面しないといけない状況を経験したことは誰しもがあると思いますが、そんな時に手軽にお金を借りることができるようになったことも、カードローンの普及に大きく貢献しています。

 

一般的に、キャッシング未経験の人でもよく名前を聞くような業者は信頼性の高いところが多いと言えますが、そこまでビッグネームではない消費者金融系の金融会社については、実際に利用した人の口コミなどの情報も少ないので、特に初めて借りるような人では不安に感じることと思います。今や事前に調べられる口コミはなくてはならないものと言っていいでしょう。

 

すぐに現金が欲しいのに即日融資に対応していなかったり、審査は降りたけど希望している金額と程遠い限度額を設定されたり、というように自分の希望条件にマッチしていない業者で借りてしまうこともあります。

 

違法営業している闇金融には関わらない

 

特に気をつける必要があるのは、闇金融です。昔は暴力団の資金源となっていましたが、最近では暴力団のような非合法組織の人間ではなく、個人で違法な営業をしている闇金融も登場してきています。

 

本来であれば貸金業を営む為には金融庁や各都道府県知事への申請を行い正式な許可を得る必要がありますが、闇金融はそうした法的手続きは一切関係のない集団です。

 

誰でも簡単な審査で融資を行う代わりに、トイチやトサンという通常では考えられない高利で貸付を行います。

 

トイチ:10日で1割の利息、トサン:10日で3割の利息のこと

 

当然、そのような高利で融資を受けると真面目に返済をしていても元金は一向に減りません。永遠に違法な利息を払い続けるだけですが、一旦返済がストップしてしまうと職場への電話や自宅への強引な取立てなど、法を無視した行動に出ます。

 

お金が必要なときには、必ず正規の貸金業者でお金を借りないと、痛い目どころでは済まされない状況になるので気をつけましょう。

 

もし無利息という条件でキャッシングをすることができる消費者金融を探しているなら、即日審査に加えて即日キャッシングも可能になっているSMBCコンシューマーファイナンスのプロミスは人気が高いです。無利息の期間のあるキャッシング及びカードローンというものはかなり増えてきていますし、近年は老舗の消費者金融でも、長期間無利息で貸付をするところがあり、キャッシング業界でもサービス競争の時代に入っていることが伺えます。

 

昔に比べて借りやすくなっているのは事実ですが、必ず返済に余裕を持って無理のない範囲で利用しましょう。

 

カードローンで借りるお金はれっきとした借金である事を自覚しておかないと、以下の佐々木さん(仮名)のようなケースになってしまいます。

安易に借りすぎたケース:埼玉県在住の佐々木さん(仮名)

カードローンはものすごく便利ですので、以前何度か利用させていただいたことがあります。すごく助かったなぁと思ったのが、私はパート主婦で自分自身の収入は正社員で働いている人と比べると微々たるものなんで、審査が通らないかと思っていました。

 

しかしその不安ははずれ、私でもすぐに審査が通ったのでびっくりと嬉しさでいっぱいでした。また審査も即日返答をしてくれたので、すぐにでも契約したかった私にとってはとても便利でした。

 

私のイメージではクレジットカードみたいに、カード自体が届くのは1週間ぐらいかかると思っていたのです。それがなんと自動の機械で、その場ですぐ出てきました。

 

またカードがまだ手元にない状態でも最近では、借り入れができるみたいで、カードローンもかなり進化してきたなって感じてしまいます。こんなに手軽で便利なので最近利用者も増えているみたいです。

 

計画的に利用すれば便利でいいものだと思うのですが、私の場合は使い方を間違えてしまい、かなり後悔しています。

 

スマホなどから簡単に借り入れることができるため、つい借りすぎてしまったんです。

 

当初のカードローンの目的としては、生活費の補填のつもりで利用するはずでした。ですがあまりに簡単にお金が借りられてしまうのでついつい余分な購入が増えてしまったのです。

 

旅行やお化粧品を買ったりと、勝手に余裕がある感覚になってしまったのだと思います。みなさんへのアドバイスとしては、自分の返済能力を超えた金額を借りてしまうと、日々利息の支払いに追われてしまうので、限度額を低くしておくといいと思います。

 

お金を借りる前に支出を見直す癖をつける

支出を見直す大切さ

 

毎月ある程度の収入があれば、ほとんどの場合は融資をしてくれるので、安易にカードローンに走る人も多いですが、少し冷静になって「どうしてお金を借りるまでに手持ちが無くなったのか?」を考える癖をつけましょう。

 

日々の支出で、どこに余分なお金が流れてしまっているのかを正確に把握している人は少ないものです。

 

何となく気付いたらお金が無い、という状況に心当たりがある人も多いはずです。食費や家賃、水道光熱費など、最低限の暮らしをしていても出て行くお金と、交際費など自分の意思で出て行くお金を区別して考える必要があります。

 

特に注意したいのはギャンブルをする人です。多い人だと10万円単位の金額がたった1日でゼロになるような使い方は止めましょう。

 

ギャンブルにはまったケース:愛知県在住の上田さん(仮名)

私はギャンブル症があり、学生の時からパチンコやパチスロにお金を費やしてきました。

 

特に負けてる時などは次で取り返すという決まり文句を心に思いながら使う予定のあるお金にまで手をつける有様でした。

 

ある時も友達と旅行の予定を立て、私が幹事になったが預かったお金を使ってはいけないと頭では分かっていながらついつい手を出してしまい見事にすっからかん。

 

どうにかせねばと金策に走るが、私は自分自身のギャンブル症に自覚があるため何があっても借金はしないことにしており、自然にアルバイトをするしかなくなる。

 

タイムリミット2週間ほとんど毎日を高給のガテン系バイトして何とかお金を用立てた。

 

この時二度ギャンブルはしないと決意したものの一週間後には虚しくまたパチンコをしていた。

 

基本的に給料が入ってから10日前後で半分近く使い込んでしまうので、給料日前はあらかじめ給料日にSUICAにチャージしたお金でやり過ごすのが毎度のパターンである。

 

私は大抵このような経験のたびに「ギャンブルをやめる宣言」を掲げるがお金が入るとすぐにまた断念してしまう。これからも恐らくギャンブルをやめない限りはお金のやりくりに頭を抱えながら短期のバイトをやる日々が続くのであろう。

 

幸いにも、この上田さんはカードローンには手を出さずにすみました。しかし、こうしたギャンブル癖のある人が安易に借りれるカードローンに走ると大変なのは目に見えてわかることです。

 

消費者金融であれば即日融資をしてくれるので、パチンコで負けたら即カードローン。勝って取り返せばいいか!というパターンに陥るタイプです。

 

そして正社員として勤務していれば、それなりの金額を借りることができてしまいます。

 

もし100万円を借りていて、金利が10%だったら?利息だけでも相当な金額になってしまいます。

 

カードローンは使途を問わないフリーローンだからこそ、自分に甘い人は人一倍気を引き締めて「借金」である事を自覚して、計画的に借りなければいけません。

大人だからこそ増える出費に備える

結婚式に出席するイメージ

 

大人になると付き合いに伴う支出が増えていくのは、誰しもが経験していることだと思います。

 

お友達と食事や飲みに行ったりという程度であれば自分で支出コントロールもできますが、冠婚葬祭となると話は別です。

 

特に結婚式に招待されると、お祝いで最低でも3万円以上は飛んで行きます。それに女性であれば、ドレスを新しく買ったりヘアメイクの為に美容院へ行ったりと、お祝い金以外に招待される側も準備でお金が掛かってしまいます。こちらのページでも、友人の結婚式に出席するのにお金で大変な思いをした女性の体験談を載せてあります。

 

こうした時にカードローンを利用してピンチを切り抜ける、という使い方をしている人は非常に多いものです。

 

給料日までの一時しのぎとしてカードローンを利用するだけであれば、無利息期間中に全額返してしまえば、利息を払う必要はありません。しかし、そうしたサービスがあるのを知らずに消費者金融よりも銀行のカードローンの方が金利が安いから、と十分に調べもせずに借りてしまう人もいます。

 

冠婚葬祭などで一時的にお金が必要!という場合には、無利息期間がある消費者金融を選ぶほうがお得です。

 

ただし、そうした場合でもカードローンに頼らなくてもいいように、ある程度フレキシブルに使える貯蓄がある事が望ましいですね。

 

冠婚葬祭ラッシュになったケース:神奈川県在住の石川さん(仮名)

私の場合は、冠婚葬祭と出産ラッシュが重なってかなりピンチになった!という経験があります。どれも予測できず、仕方のない出費なのですが正直本当にキツかったです。

 

お葬式などは本当に急ですし、結婚も親しい友人でなければ招待状で知ることも多くて、その場合は早くても2ヶ月前とかでした。ご祝儀以外に、着ていく服や髪型セットなどプラスαも伴います。

 

出産も、妊娠報告はその都度バラバラの時期に耳に入りますし、普段から◯◯さんはいつ頃出産で◯◯さんはいつ頃出産だ、なんて計算して考えたりしていません。

 

気づいた時には、産まれたよ!の報告か、もう間もなく!の報告です。

 

おめでたい事ですし、友人たちと一緒にお祝いを用意するのに自分だけ待って、とは言えず大変でした。お金がない、と口に出来れば解決する問題でもないし、個人的にもお金の話はあまりしたくないのでカードローンでキャッシングをしようかとも悩みました。

 

ですがあまり借金をするということに勇気が出なかったので、結局はクレジット払いにしていたものを全て一括払いから分割払いに切り替え、親への仕送り金を減らしてもらい、最終的には仕事の休みの日だけ単発の派遣の仕事をして乗り切りました。

 

それからは急な出費の時のために手元に少しの貯蓄を置くことと、できるだけ買い物はカードを切るようにしています。

 

石川さんの場合、クレジットカードの支払いを1回から分割に変更することでお金を工面しましたが、分割払いにも手数料が掛かっています。

 

これはカード会社によって何パーセントなのかには違いがありますが、場合によってはカードローンの無利息期間を活用した方が余計な返済額は少なくてすんだ可能性も十分にあります。

 

何となく借金をするのが嫌だったから、という気持ちを持っているのは正常ですが、カードローンを1回でも使ったからといって信用情報に傷が付くことはありません。きちんと返済して完済すれば何の問題もありません。

 

こうした知識が無かったために、カードの分割払いしか選択肢が無かったというのは非常に勿体無いことですね。

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